周囲が大企業を当たり前のように目指す中で、
中小企業を選択するのはかなり不安・・・。
という就活生も少なくないと思います。
そこで今回は、
しっかりと安心して就職できる
中小企業の選び方をお伝えします。
中小企業選びのポイントは3つ
中小企業を就職先とする時の不安要素はなんでしょうか?
具体的な心配としては、
・潰れいないか心配
・成長していくのか心配
・職場環境が心配
こんな不安要素があると思います。
この不安要素を解決する企業選びのポイントは3つ。
【中小企業選びの3つのポイント】 1.自己資本比率が40%以上あるか? 2.売上、経常利益が毎年10%増加しているか? 3.教育制度が充実しているか?
これをパッと見ただけでは、
なぜこの3点が重要なのかわかりにくいので、
それぞれ詳しく説明していきます。
自己資本比率40%以上
「潰れないか心配」という方は自己資本比率に注目するのがおすすめです。
自己資本比率は潰れにくさを示してくれる指標でもあります。
就活生の企業分析ではマイナーな言葉かもしれませんが、
チェックしておいて損はありません。
自己資本比率とは?
自己資本比率は下記の式で表すことができます。
「 自己資本 ÷ 資産 × 100 = 自己資本比率 」
これは自社のお財布(自己資本)が全ての資産(自己資本+負債)の
どのくらいを占めているのかを表しています。
なぜ自己資本比率で潰れにくさが分かるのか?
自己資本比率が高いほど借金が少なく、
自前のお金で経営をしているということなので
有事(コロナ禍など)の際に借金を返せず倒産してしてしま
というリスクが低くなります。
諸説ありますが、一般的には40%以上の場合は
健全な財務体質と評価されており、
潰れにくい企業と言えます。
売上、経常利益が毎年10%以上増加
「成長していくのか心配」というのも懸念点の一つだと思います。
売上と経常利益がどちらも毎年10%以上増加している企業は
今後の成長も見込むことができます。
因みに、経常利益とは簡単にいうと、
売上からいろんな費用を差し引いて残った利益のことです。
利益は次なる成長につながる
利益を出している企業は当然、
そのキャッシュを次の投資(事業・人材)に
回すことができます。
つまり、
「利益→投資→事業拡大」というサイクルを回せ、
これこそが成長している企業と言えます。
なぜ売上と経常利益どちらも必要なのか?
売上高は年々増加しているのに、
成長していない企業というのは存在していて、
費用がかさみすぎて赤字なんていう企業もあります。
なので、売上が上がっていれば良いというわけではなく、
同時に経常利益も毎年増加しているのかを確認することが大切です。
教育制度の充実度
「ブラック企業ではないか心配」といった
働く環境面での懸念もあります。
ここで着目すべきなのは、
教育制度が整っているかという点です。
なぜ教育制度の充実度に着目するのか?
優良企業の分かれ目は、
経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の扱い方にあります。
特に、ヒトは企業そのものを支える大切な資源です。
教育制度を整えて、ヒトに投資する企業は、
従業員のパフォーマンスが上がり、
顧客に満足してもらえ、
結果として、利益が上がります。
つまり、
教育制度を充実させている企業=人材を大切に扱う企業
と言い換えることもできるので、
わかりやすい教育制度の充実度で測ることをおすすめします。
以上が、中小企業選びの3つのポイントです。
参考にしてみてください。
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