誰でもできる!ガクチカの書き方

就活
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2021.12.23

ガクチカの内容はある程度決まっているけど、
実際に書き出すと手が止まる。

そんな方のために
ガクチカの書き方を紹介します。

人事の経験をもとに、
この流れなら納得度が高く、
高評価をもらいやすい書き方になっています。

結構長いので、
時間のない方は目次から、
必要な部分だけ見てください。

高評価なガクチカには型がある

ガクチカは無闇に書けば良いという訳ではなく、
人事の頭にすっと入ってくる流れにするのがベストです。

その型というのが、

1.課題:「課題」を抽出する
2.目標:「目標」を設定する
3.努力: 臨場感ある「努力」を語る
4.結果: 目標に対する「結果」を明示する
5.考察: 自分らしい「考察」を加える

というものです。

人事は何百、何千というESを読み込みます。
その状況を踏まえると、
理解し難いESはその時点で土俵にすら上がれません。

まずは、型を厳守しながら書くことで、
「理解してもらえる」ESにしましょう。

「課題」を抽出する

まずは、ガクチカのテーマに対して、
課題は何だったのかを明確にしていきます。

ここでは抽象的な課題ではなく、
しっかりと深層にまで踏み込んだ
具体的な課題を抽出しましょう。

目標から書き出すESを散見しますが、
目標の背景(課題)の説明がないと
初見の人事からは理解してもらえません。

課題発掘力を示す

課題を具体的に抽出する事で、
課題発掘力をアピールできます。

ぼーっと物事を見過ごすのではなく、
自分ごととして、捉え行動できるんだよ!
ってことを示ればOK。

理由

なぜ課題発掘力を示すのか?

その理由は、
「ビジネスは課題から始まるから」
です。

・顧客満足度を上げるには現状何が課題か?
・生産スピードを上げるには何が課題か?
・自社に学生が集まらないのは何が課題か?

こんな風に、課題を求める事で、
何を解決すれば成長するのかという事を
考えられる人材がビジネスシーンでは求められrます。

「目標」を設定する

次は課題を解決するための
目標を設定していきます。

目標設定は非常に奥が深く、
目標設定理論という学問にまでなっているものです。

今回は逸れるので深くは書きませんが、
それだけ重要って事です。

目標設定力を示す

課題に対して、(定性・定量双方向で)
論理的に目標を立てる力がある事を示します。

意外と課題に噛み合う目標を設定できないという
パターンが多いので、十分気をつけてください。

理由

目標設定力を示す理由は、
「自分でゴールを決められる」
という事を知ってもらうためです。

ビジネスでは、誰も答えを教えてくれません。
もちろん、自分で考えてゴールを決めないといけない。

その力が、
学生時点で身についている証明をここでしておきます。

臨場感ある「努力」を語る

次は努力を語っていく。

ここは人事が一番聞きたい点。
新卒はポテンシャル採用なので、
素養の裏付けが欲しいのが人事の本音。

どんな努力を繰り返してきたのかを
ありありと表現しましょう。

没頭力を示す

ここでは、没頭して成果を出せる人物だということを示しましょう。

目標を決めたら、成果を出すために
圧倒的努力をできる人材と思わせられればOK。

おすすめは、5W1Hで具体的に努力のエピソードを話すこと。
人事は具体的な努力経験ほど信頼します。

その理由

ビジネスの世界において、
ひたむきに努力できる素質は大きな強みになります。

妥協しないで、何かを努力してきた人物は、
仕事でも良い意味でのしつこさを
体現でしてくれると期待されるので、
没頭力は示しておくべきです。

目標に対する「結果」を明示する

目標について先述しているので、
その結果について記載します。

定量・定性の双方で、
どのような結果を残すことができたのか?
を明確に書いていきましょう。

完結力を示す

最終的な結果を記す事で、
「物事への完結力」を示していきます。

目標を立てることは誰でもできますが、
実際に行動して「結果」を出した、
やり切ったということを強く強調しましょう。

その理由

社会に出て仕事を始めると、
結果を求められることが多くなります。

もちろん、目標を立てることも重要ですが、
それ以上に自己完結して、
成果を出せるかどうかが求められるので、
完結力を示すことには大きな意味があります。

自分らしい「考察」を加える

最後に、自分の考察を交えて文章を締めましょう。

課題抽出〜結果までの一連の流れで、
自分なりに感じたことを表現していきます。

ここでは、
他人の言葉を引用するのではなく、
ガクチカの経験が自分にとって
どんな意義があったのかを考える事が重要です。

内省力を示す

考察を加える事で、
「内省する力」を示すことができます。

自分なりに分析し、
意味づけを行う事で、
自分なりの「意見」を構築できます。

多くのESを読み込む人事にとって、
深い内省を繰り返した学生の意見は
優秀さを感じさせるものがあります。

その理由

内省力を示す理由は何か?

それは、
企業内が「意見をもった人材」
欲しているからです。

企業にとって、
良い仕事をする人材は
自ら価値を生み出せる人です。

そもそも仕事とは、
「前工程ー自分ー後工程」という流れの中で、
どれだけ付加価値を加えられるか?が本質です。

逆に言えば、作業をしたのに、
前工程と価値が変わっていなければ、
それは仕事とは言えません。

内省力を備えた学生は、
自分なりの意見をもっており、
入社後も自ら思考して価値を生み出せる
人材だと企業側は考えます。

人事は行動の背景を見ている

ガクチカの書き方を
つらつらと書いてきましたが、
最後に人事経験を踏まえて、
採用側の着眼点をお伝えします。

基本的に人事の着眼点は、

・ どんな思考をしているのか?
・ ビジネス素養を備えているのか?

以上の2点です。

どんな思考をしているのか?

一つめはどんな思考をしているのか?

これは、経験したことをどんな風に
自分で咀嚼し、どのように省察したのか?
を見ます。

体験そのものが重要なのではなく、
その背景にある考え方を見ています。

物事をしっかりと捉えて考察できるかという
部分は社会に出てからも必要とされます。

ビジネス素養は備えているのか?

もう一つはビジネス素養。

企業によって求める素養はさほど変わりません。

・論理的思考力
・問題意識(当事者意識)
・強調性や求心力

といったところでしょうか。

このような素養は文章の節々から採用担当は感じ取ります。

ガクチカは発酵させる

最後に、ガクチカは一朝一夕でできるものではありません。

常にアップロードは測り、
時間をかけて深みのある文章を作り上げましょう。

きっとその文章は人事に刺さるはずです。

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