グループディスカッション成功の5ステップ

就活
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こんにちは、とれんてぃです。

今回は題名通り、グループディスカッション(以降、GD)に関する記事です。

私は実際に人事として、就活生向けのGD対策講座を開いているのですが、良く聞かれる悩みに以下のようなものがあります。

【悩み】
 ・GDで周りについていけない。
 ・支離滅裂で意見がまとまらない。
 ・メンバーに結果が左右される。

これらの悩みは、「進め方が分からない」ことが根源です。逆に言えば、進め方さえ分かっていれば、GDはどんな題材でも合格できます。

と、いうことで、今回はGDの成功法を紹介していきます!

【この記事を読むメリット】

GDで成功できる明確な道筋(5ステップ)を知ることができる

成功の5ステップ

GDを成功させるためには、しっかりと5つのステップを踏むことが重要です。

どれかのステップが抜け落ちると、
議論が迷走してしまうので注意してください。

Step1 お題を定義する

GDで出されるお題は概して抽象的です。

・宇宙に何か1つ持って行くなら何?
・日本にテーマパークを作るならどこ?
・コンビニの売上を倍増させる方法は?

上記のような回答幅のある質問をあえて投げかける事で、人事側は学生のGDの進め方を見ています。

ここで重要なのは、「制限をかける」ことです。

抽象的なお題を自分たちなりに定義することで、議論しやすい粒度まで落とし込みます。

例:コンビニの売上倍増方法を考える
・そもそもどこの地域のコンビニを想定するのか?(where)
・顧客の年齢層はどのレイヤーか?(who)
・どの時期で売り上げを倍増させるのか?(when)

こんな形で制限することで、議論が拡散せず、効率的な話し合いができます。

特におすすめなのは、所謂、5W1Hで定義していくことです。抜け漏れがなく、的確な制限をできるので議論導入部分では活用してみてください。

Step2 現状把握

次に、お題についての現状把握をします。

提示されたお題は「どんな状況におかれているのか?」という意見を出し合い共有します。

例:昨今のコンビニの現状
・24時間営業の難しさが露呈
・無人化が推し進められている
・コンビニ全体のハイテク化

現状の把握が甘いと、後々の課題抽出で苦労するので、色々な角度から現状分析をしましょう。

Step3 目標(あるべき姿)設定

現状分析ができたら、目標設定をします。

目標設定と聞くと難しいように聞こえますが、要はあるべき姿を決めるステップだと思ってください。

例:シニアの客単価・再来店数をあげることで、売上を倍増させることが理想

先程の現状分析をした上で、理想的な姿・ゴールはどこに置くべきなのか決めていきます。

Step4 課題(現状と目標のギャップ)を抽出

現状と目標を決められたら、その間に存在するギャップはなにか?を明確にしていきます。

例:
【現状】
シニアを取り残したシステム・商品
【目標】
シニアの客単価・再来店数の向上にお ける売り上げ倍増
 ↓
【課題】(ギャップ)
シニア向けの商品ライイナップが不足している点に加え、売買システムの複雑化により潜在顧客を取り逃がしている。

ギャップを抽出するためには、現状と目標がクリアになっている必要があります。課題抽出には、前工程である「現状把握」「目標設定」の2つをしっかり行なっておく事が肝心です。

Step5 課題の解決策を打ち出す

課題を直接的に解決できる策を考えていきます。

課題に対して、クリティカルに効果のある打ち手を考えることが面接官の納得度にも繋がります。

例:
【解決策】
・シニアがおやつ時に食べたくなる和風デザートを充実させる。
・シニアが理解しやすい、プリペイド式のカードを支払い方法に取り入れる。

ここでは、無闇にアイディアを出すのではなく、抽出した課題を解決できる手段を出し合いましょう。

議論に白熱するあまり、趣旨と違う意見が出る場合もあると思いますが、その時は軌道修正することで、逆に面接官の評価を得ることができます。

GDの注意点

最後にGDにおける注意点を紹介します。成功法だけではなく、アウトラインも知っておくことで落選リスクを減らす事ができます。

解決策から考えない

時間に追われるGDでは焦って解決策から手を付けがちです。

しかし、上記の段取りを踏まなければ、
アウトプットは曖昧で的を射ないものになります。

まずは、議論を道筋をグループ内で共有し、確実に5ステップを踏んでください。

役割を明確化しておく

結論を出すことに焦るあまり、グループ内での役割を決めずに進めてしまう場合があります。

しかし、これはNGです。GDは仕事の縮図ですから、役割を決めないということは仕事の棲み分けができていないということで低い評価に繋がります。

・司会(ファシリテーター)
・書記
・タイムマネジメント
・発表者

それぞれ、どの役割の担うのか、議論前に明確化しておきましょう。

まとめ

GDの成功法についていかがでしたでしょうか?

基本的に、GDは下記5ステップを意識すれば、高い評価を得られます。

Step1 お題定義
Step2 課題抽出
Step3 現状把握
Step4 目標設定
Step5 解決策打ち出し

そして注意点として、
 ・解決策から手をつけない
 ・役割を明確化しておく

という2点を徹底すれば合格はグッと近づくはずです。

人事経験上、これら5ステップと2つの注意点を網羅できている学生はかなり少ないです。逆に、これらを身につけられればGDの通過率は格段に上がるはずです。

この記事を機に、GDへの苦手意識がなくなる就活生が増えれば良いなと思います。

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